DX推進における組織体制

基本方針
DX推進にあたり、以下のような体制を構築します。
DX推進委員会の設置:
経営層直下に設置し、「可能態3.0」の理念に基づき、顧客・社員・地域の願望実現に資するプロジェクトを戦略的に管理します。
社内横断型DXチーム:
IT・業務・人材・地域支援を担う各部門が連携し、「人・組織・地域」の変革を支える柔軟かつ機動的な組織を設計します。 社外パートナーとの協業体制:顧客、業界団体、地域自治体、大学・研究機関との連携を強化し、共創型の課題解決を実践します。
役割 | 概要 |
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技術リーダー(Tech Lead) | AI・システム構築・API連携などの技術面での意思決定を担う。品質担保も含む。 |
データ活用担当(兼務可) |
データ収集・構造化・分析を担当。BIツールやSQL・Pythonを活用。 |
プロジェクトオーナー(PM) | 顧客・業務起点でDX案件をリード。要件整理・KPI設計・進行管理などを行う。 |
DX推進ユニット | プロジェクト単位で編成され、案件ごとのデータ設計・AI活用・技術選定を担う。必要に応じ外部パートナーと連携。 |
DX戦略責任者(CDO or CTO) | 経営ビジョンを実現するDX戦略全体の策定・実行・監視を担う。社内外の調整窓口。 |
外部組織との協業・連携方針
協業対象例:
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AIベンダー(ChatGPT連携、モデル開発など)
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BI・分析ツールベンダー(Tableau、Metabaseなど)
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ノーコードツールベンダー(Kintone、JustDBなど)
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業界パートナー(小売/飲食/不動産/保険分野の専門業者)
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フリーランスや外部専門家(データサイエンティスト、セキュリティエンジニア、各種士業等)
協業の形態:
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案件ベースの共同開発
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技術アドバイザー契約
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アライアンスによる共同提案・事業化
組織運営の方針
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フルリモートに対応した業務設計(Slack、Backlog、Notionなどを利用)
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業務・プロジェクトごとのKPIベースの運営
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定期的な1on1・レトロスペクティブによりチームの継続的改善を実施
DXの推進に必要な人材の育成・確保
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多様な人員の受け入れ:育児・介護など制約を抱える人も自律的に働ける環境を提供。可能態を発揮できる柔軟な働き方を支援します。
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AI・ITのスキルアップ支援:全社員にAI・IT教育プログラムを提供し、業務改革や価値創出に自ら取り組めるスキルを醸成します。
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自己実現を支援する人事制度:選択理論心理学をベースに、内発的動機づけにより成長できる評価・報酬・キャリア制度を整備します。
デジタル人材の定義(dynamisに必要な主要人材像)
人材カテゴリ | 必要なスキルセット・役割 |
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プロダクト開発 | Laravel/Python/Flutterなどを用いたシステムの設計・開発 |
DX企画 | 課題ヒアリング、業務整理、PoC構想 |
UI/UX・フロント | Vue.jsなどを用いた業務画面設計・開発 |
AI | LLM活用設計、自然言語処理、AI API連携 |
データ | SQL/Pythonによる分析、BI可視化、ログ設計など |
育成方針
1. 内製化重視のスキルアップ体制
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毎月の技術共有会(LT)を実施:プロジェクトで得たノウハウ・新技術を社内でナレッジ化。
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ChatGPT・LLM研修:実務でのAI活用ノウハウを月1回共有。
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OJTでのDX案件参加:若手も含め全員が実案件でデータ・技術に触れる体験機会を提供。
2. 自主学習支援
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UdemyやTechpitなどの学習プラットフォーム利用費用を会社で補助。
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資格取得(Pythonエンジニア認定試験、情報処理技術者など)を推奨し、報奨金制度を導入。
確保方針
1. 採用方針
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フルリモート環境を武器に、全国から経験者を採用。
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副業・フリーランス人材とも積極的に連携し、柔軟な関わり方を設計。
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WantedlyやQiita Jobsなど、スキルベースでの採用チャネルを活用。
2. リテンション(定着)施策
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成果ベースの評価制度を導入し、エンジニアが納得できる処遇を整備。
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子育て中の社員にも対応できる「コアタイムなし」制度を 継続。
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社員の「やりたいこと」ができるプロジェクト割当制度を推進。